カテゴリー : リスティング広告関係
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
おかげさまでIT導入補助金を利用したwebサイト制作のご相談を多数いただいております。
ホームページに限らず、webを活用した生産性の向上にご興味ある方はこの機会にお気軽にご相談くださいませ。
※ほんのわずかですが明日のIT導入補助金セミナーに席があります。

web戦略を考え抜き、ビュースルーコンバージョンを獲得
ビュースルーコンバージョンというweb用語があります。
一般の方には馴染みがないと思いますが、web戦略において大切な単語ですので、今日はビュースルーコンバージョンの重要性について解説してまいります。
ビュースルーコンバージョンとは「広告を見たものの操作を加えることはしなかったユーザーが、その後サイトを訪れて達成したコンバージョン」(※GoogleAdWordsヘルプより)のことです。
噛み砕くと・・・
リスティング広告を出稿した
↓
見込客はその広告を見て、クリックしたが、問合せはしなかった
↓
その後、広告の内容が気になって商品名で検索をかけ、サイトに直接入って問合せた
上記は一例ですが、広告から直接問合せたのではなく、自然検索やブックマークなど非広告以外の流入経路から問合せた場合のことをビュースルーコンバージョンと言います。
ビュースルーコンバージョンについて、web戦略家の間ではたびたび議論になります。
「広告を出していたからこそ、見込客に商品が認知され、非広告以外から問合せ(コンバージョン)を得ることが出来た。つまりビュースルーコンバージョンの増加において、広告が重要だ」
「いやいや商品、会社、サイトのブランディングが出来ているから検索や紹介でコンバージョンが増えているのである。サイト価値が高い今、広告は無駄なコストである」
正解はないのですが、このような議論がweb運用者内では絶えません^^;
私としてはビュースルーコンバージョンはブランド価値を示す1つの指標として捉えています。
たとえば、webサイトをリリースして1年くらいで、まだ検索からの流入が極めて少ないサイト「A」があったとします。
Aのコンバージョンを増やしていきたい場合、Adwordsなどリスティング広告を利用することが王道と言えるでしょう。
またリスティング広告と同時にリマーケティングを行い、商品特性によってはディスプレイ広告も出稿します。
では、リスティング、リマケ、ディスプレイと3つの広告を出稿したとします。
見込客は商品に関連するキーワードで検索し、まずはリスティング広告を目にし、気になったのでクリックしてサイトに到達しました。
サイトに到達したもののすぐには買いませんでした。
ところがその後、ネットサーフィンをしていると、Aの広告がやたらと目につきます。
すると、購買欲を刺激され、Aを検索して、サイトから問合せを行いました。
さて、この一連の流れを見ると、広告のおかげで問合せが発生したと理解できます。
しかし表面の数値だけ見ると「ビュースルーコンバージョン1件」だけとなります。
この数値だけ見たら「広告の効果って低くない?」という意見が出てしまうことは、ごもっともなことです。
広告の直接コンバージョンとビュースルーコンバージョンを咀嚼して、対策を打つことがweb戦略において重要です。
上述した例は極端な例ではありますが、作りたてのwebサイトであっても広告の出し方を工夫することで、見込客の興味を喚起したり、見込客にブランドイメージを植えつけることができ、コンバージョンを得ることが可能となります。
広告、SEO、webサイトの質の3つで見込客を上手に囲い込むことが出来た結果としてビュースルーコンバージョンが発生します。
つまりは、広告から直接コンバージョンを得ること、そして囲い込みによりビュースルーコンバージョンを狙ったボリューム(数)で獲得することがweb戦略の肝要と言えるでしょう。
リスティング広告に出稿してコンバージョンを獲得できることに一喜一憂してはいけません。
最大の費用対効果を得るためにビュースルーコンバージョンを1つの指標として取り入れてみては如何でしょうか?
ちなみに現在二次公募中のIT導入補助金を使えば、弊社にてweb制作+web広告運用をサポートできます(^_^;)
ご興味ある方はお気軽にご相談くださいませ。
https://www.doubleloop.co.jp/business/solution/ithojo/
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
少し前にリスティング広告のポイントについてシリーズ解説していました。
(正確には3つ前までのコラムまで)
<参考記事>
過去の記事:中小企業が見込客を獲得するリスティング広告運用のコツ
https://www.doubleloop.co.jp/2018/03/6609/
過去の記事:リスティング広告運用のコツ ~その2(広告文の親和性)
https://www.doubleloop.co.jp/2018/04/6640/
過去の記事:リスティング広告運用のコツ ~その3(品質スコア)
https://www.doubleloop.co.jp/2018/04/6766/
過去の記事:リスティング広告運用のコツ ~その4(広告カスタマイザ)
https://www.doubleloop.co.jp/2018/05/6736/
今回はそのシリーズの後半戦です。
リスティング広告をご利用になられている、今後配信を考えている企業の方は是非、お読みください。

リマーケティングでリスティング広告効果をアップ
リマーケティング機能を皆さんはお使いになっていますか?
リマーケティングとは・・・
リスティング広告や検索から皆さんのホームページやwebサイトにアクセス(新規訪問)した見込客が、問合せや資料請求といったアクションをせずにサイトから離脱した際に自動でおいかけてくれる広告のことです。
※ちなみにYahoo!では「サイトリターゲティング」、Googleでは「リマーケティング」と呼び方が異なります。
今回は「リマーケティング」で統一します。
まとめサイトやブログなどを開いた際に表示されているバナー広告を見て
「あれ、これって前に見た会社のサービスでは?」
という経験をされた方は多いことでしょう。
これがリマーケティング機能を使った広告です。
見込客、いや人は「すぐに申し込む」や「即決」など『すぐ』に行動することがなかなか出来ません。
他の商品やサービスと比較したり、より良い商品がないか、もっと良い商品があるはずという考えが頭にあるからです。
いわゆるAISASの最初のS(調べる・比較)の部分です。
WEBでの購買や情報収集が容易になった現代においては当然のことで、見込客は皆さんのホームページに訪れても、その場で『すぐ』に問い合わせをしたり、資料請求を行うことはしません。
「後でもう1回詳しく見よう」「他と比較してじっくり検討してからにしよう」
と考え、その結果・・・・
「この前、興味を惹くホームページを見たと思うのだがどこだったっけ??」
となってしまいます。
そのため大切なのが、一度ホームページに訪問してくれた見込客を離さないためのシカケです。
それが、リマーケティングである、というわけです。
もっと言うと、リスティング広告やSEO対策を実践されている企業においてはリマーケティングを行わないことは極端な話、損をしているかもしれません。
業種にもよりますが、サイトCVR(問合せ獲得などのコンバージョン率)が10%を超えているホームページはなかなかありません。
つまり広告を出して100人の見込客を自社のホームページに誘導したにも関わらず90人以上を逃しているのです。
この90人以上の離脱客がリマーケティング広告のターゲットであり、業種によっては3~5%のコンバージョンを獲得できます。
このようにリマーケティング広告を使うことで、リスティング広告やSEO対策が更に効果を発揮しますので、まだご利用になられていない場合は是非、お試しください。
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
意外と活用されていない方が多いのですが、Googleアドワーズには「広告カスタマイザ」という機能があります。
この機能を使うと検索者に対して効果的なアプローチをすることが出来ます。
今日は広告カスタマイザで出来ることとそのメリットについて書いてみました。

見込客を獲得するリスティング運用のコツ~その4
広告カスタマイザとはGoogleアドワーズの機能の一つで、これを使えば検索者の興味に近しい広告文を自動作成し、配信することが出来ます。
どういうことが出来るのか、例を挙げてみます。
たとえば印刷会社がアドワーズを利用して集客するとします。
印刷会社はどのような検索ニーズに対して課題解決できるかというと・・・
「チラシ 印刷」 「パンフレット 印刷」 「名刺 制作」 「ポスター」 「DM」 「冊子」 「安い」 「短納期」 |
などなど印刷物各種(商品)に加えて「制作」「印刷」といったキーワード、さらには「早い」「安い」といったニーズを持つ検索者が顧客になるはずです。
これらの検索ニーズをGoogleアドワーズで満たすとなると、広告グループに商品各種を設定し、キーワードは「商品各種+制作など+早い(安い)」を並べます。
広告文は「チラシ制作●円から~|最短●営業日で納品」といった具合に商品単位で広告文を作成しなければなりません。
広告カスタマイザを利用すれば、検索者の検索キーワードに合わせて自動的に最適な広告文を配信できるようになります。
たとえば「チラシ 印刷 短納期」で検索した人に対しては「チラシ制作●円から~|最短●営業日で納品」という広告文を自動的に出し、「ポスター 印刷 激安」で検索した人には「ポスター印刷 業界最安値|激安の●●円~」といった具合に最適な広告が配信できます。
このように最適な広告が配信できるとすれば、自ずと広告からサイトへの流入数は増えます。
つまりは広告カスタマイザを使えば、検索者に対して最適な広告でアプローチできることからクリック率が改善されます。
また最適な広告配信ができるので、前回お伝えした品質スコアの上昇も見込めます。
良いこと尽くめの広告カスタマイザですが、他にも出来ることがあります。
それがカウントダウン関数です。

これはセミナーをはじめとした各種イベントの集客用といえる機能でして、イベント開催日を設定しておくと、検索者がイベント開催日の1週間前に特定のキーワードで検索した際に・・・
●●セミナー開催|◆◆業界向け有名講師が勢ぞろい 開催まであと7日 |
カウントダウン関数を使うことで、上の例の「あと7日」という開催までの期日が自動的に検索日時に応じて変更されます。
イベント日が迫っていることを検索者に伝えることが広告文上で出来るので、クリック率を増加させることが可能となります。
今回ご紹介した広告カスタマイザを使うことで劇的にアドワーズのクリック率を改善することが出来たことがあります。
ただ個人的に広告カスタマイザは豊富な商品ラインナップ、地域を細かく分類し地域密着の営業対応をしている企業に向いているのかなと思っています。
広告カスタマイザの設定についてご興味ある方はどうぞお気軽にご相談下さい。
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
今日もリスティング広告運用のポイントについて書きました。
「安く」「効果的」なリスティング広告運用のポイントをまとめています。

見込客を獲得するリスティング運用のコツ~その3
リスティング広告を効果的に安く運用する方法を今日は考えてみます。
前回、チラッと話をしましたが、GoogleAdwordsには品質スコアという概念・尺度があります。
たとえば皆さんが「新宿 相続」とGoogleで検索したとします。
すると・・・
「新宿対応|相続に強い税理士事務所」
「新宿で初めての相続なら●●事務所」
といったリスティング広告が表示されることでしょう。
しかし広告の中に
「品川区で実績多数|●●法律事務所」
という広告があったら、検索者である皆さんはどのように思いますか?
(品川区の士業事務所じゃ遠いな~)
(品川だと行くのも大変だし、対応も遅そう…)
などの反応を示す方が多いことでしょう。
このように検索者のニーズを満たせない広告の場合、品質スコアが下がります。
品質スコアは1~10段階で評価され、Adwordsでいつでも評価を確認することができます。
上述した品川区の広告内容だと、検索者ニーズを満たしていないため低評価になることが考えられます。
そしてようやく今日の本題についてですが、効果的に安く広告運用するためには品質スコアを上げることが必須となります。
リスティング広告には掲載順位があります。
見込客が検索した際に広告が掲載順位に従った位置で表示されますが、この掲載順位は・・・
品質スコア × 入札価格
にて決定されます。
これが広告運用の費用対効果に大きく影響を及ぼします。
例を挙げてみましょう。
たとえばA社の広告では、品質スコアが「5」、入札価格が「100円」だとします。
この場合、掲載順位を決める値は
5×100=500
となります。
仮にこの広告が掲載順位1位だとします。
一方でB社では品質スコアは「1」、入札価格は「500円」です。
よって掲載順位を決める値は
1×500=500
です。
こちらも同じく500なので、上の会社と同じく掲載順位が1位となります。
A社、B社、どちらも掲載順位が高くてWEBから集客できそうです。
しかし、ここで少し考えてみましょう。
掲載順位1位ならばそれなりのクリックが見込めます。1日で10クリックを獲得出来たとします。
A社の場合は入札価格が100円なので
10クリック×100円=1,000円
B社の場合は入札価格が500円なので
10クリック×500円=5,000円
ご覧の通り広告コストに5倍もの差が付いています。
仮にA社、B社が同じ商品を販売していたとしたら、どちらのビジネスが上手く回っているかは言わずもがなです。
更に細かいことを述べると、B社の品質スコアは最低の「1」なので、掲載順位1位を維持することは難しくなっていくはずです。
なぜなら検索者のニーズに応えていないため、1位維持のための入札価格が上がっていくはずですから。
今日のテーマである「効果的」というのは多くのクリックを獲得することです。
多くのクリックを得るためには品質スコアを改善していく、もしくは入札価格を高く設定するしかありません。
そしてもう1つのテーマである「安く」を実現するためには品質スコアを改善するしかないのです。
つまりは品質スコアが上げることがリスティング広告運用において重要なことであるということです。
もし皆さんがリスティング広告を運用されているのであれば、出稿キーワードに対する品質スコアをご確認くださいませ。
これからリスティング運用を考えている方は、見込客が検索するであろうキーワードに則した広告文の作成を熟慮することをオススメします。
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
前回に引き続きリスティング広告運用のコツを今日も書きました。
WEB広告を出稿中、もしくはこれからの出稿をお考えの方にはオススメです。

見込客を獲得するリスティング運用のコツ~その2
今回もリスティング広告運用のコツについて書いていきます。
仮に皆さんがリスティング広告を出稿していたとしましょう。
その時、広告を出稿する目的は何でしょうか?
商品やサービスへの問合せの獲得?
セミナーへの申込の獲得?
サンプルやデモへの申込の獲得?
などなど目的は様々でしょう。
そして、それぞれの目的に応じた広告文を作成し、リスティング広告を出し、ターゲット顧客からのクリックを得て、webサイトに誘導します。
さて、今日のポイントはココで、何かというと・・・・・
webサイトが広告文にマッチした内容かどうか
という点です。
たとえば「新宿 相続」でターゲット顧客が検索し、リスティング広告をクリックします。
すると開いたwebサイトはホームーページの「税務顧問、確定申告から相続まで何でもやります」とトップページが開かれました。
ターゲット顧客はどのように感じるでしょうか?
「あれ、相続に長けた税理士ではなさそうだ・・・」
と感じて、ブラウザの戻るボタンを押してしまう人がきっと多いことでしょう。
このように(最近は少なくなってきましたが、)せっかくリスティング広告を出しているにもかかわらず、広告から誘導されているwebサイトがホームページのトップページになっているというケースが多く見られます。
また会社のホームページの商品案内ページに誘導しているケースも同様に多く見受けます。
特定の商品やサービス、セミナーなどで広告を出稿しているのであれば、そのサービス限定のページを案内すべきです。
ターゲット顧客が探している情報に焦点を当てたページを用意しなければなりません。
会社のホームページでは商品やサービスに関する情報が不十分であったり、それ以外の情報が掲載されているため、サイトに誘導されたターゲットに対して親切とは言えません。
リスティング広告からの誘導先に1ページ、いわゆるランディングページ(LP)が多いのはこのような理由からです。
よってリスティング広告をはじめとしたWEB広告から見込客を集める場合には広告出稿方法とともにランディングページの制作も検討する必要があります。
ここで、リスティング広告出稿時の検討すべき内容を改めて整理して具体的に挙げてみると・・・
・広告出稿の目的の明確化
・コンバージョン数の目標設定
・目標クリアのための予算設定
・低予算でクリアするための検索キーワード選定
・広告文言の作成
・コンバージョンに誘導するためのページ(LP)設計
少なからずこの6点は検討しておきましょう。
それぞれのポイントで更に検討すべきことがあります。
一例を挙げると広告文言およびランディングページがユーザーの検索ニーズにマッチしていると、品質スコアというGoogleが掲げる広告指標がアップします。
品質スコアが上がると広告掲載順位(掲載場所)が上の方に表示されたり、広告費用を抑えることが出来ます。
各ポイントの検討事項についてはまた次回以降に触れて参ります。
リスティング広告で費用対効果を高くする(CPC単価を抑える)ことについてお悩みの場合はいつでもご相談ください。
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
今日からはリスティング広告の運用ポイントなどを数回にわたって書いてみます。
第一回の今回は「そもそもリスティング広告って何?」という初心者向けの内容と中小企業におけるリスティング広告運用のポイントを考えてみました。
中小企業が見込客を獲得するリスティング運用のコツ

webサイトを制作する目的の多くは「見込客の獲得」でしょう。
webサイトで見込客を獲得するための方法は大きく2つあり、SEO対策とリスティング広告が挙げられます。
SEOについてはこれまで何度も書いてきましたので、今回からシリーズでリスティング広告運用のコツを書いてまいります。
まずそもそもリスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索ポータルで、特定のキーワードを打ち込んだ際に検索結果順位の上部に表示される【広告】という囲いのある検索結果のことを指します。
SEO対策をバッチリ行い、検索結果1位になったとしてもその上部にはリスティング広告が表示されます。
つまり、早い話、時間と手間をかけてSEO対策を行うよりも広告投資でリスティング広告を使えばすぐにでも見込客に自社のwebサイトをリーチすることが可能になるということです。
ではどうやって広告を出すかというと、GoogleではGoogleアドワーズ、Yahoo!ではYahoo!プロモーション広告という広告出稿サービスが用意されています。
各広告出稿サービスでアカウントを作成し、広告文言とURL、広告を表示させるターゲットキーワードをセット(キャンペーンを作成)すれば広告を出すことが出来ます。
そして気になる費用はどのようにしてかかってくるのかというと、リスティング広告ではクリック課金制が採られています。
たとえば皆さんの見込客が「WEB制作」というキーワードを検索した際、リスティング広告枠に広告が出るよう皆さんが出稿したとします。
そしていくつかある広告の中から皆さんのホームページがクリックされると1クリック●●円と定められた費用が課金されていきます。
これがリスティング広告のサービスの仕組みです。
1クリック●●円と書きましたが、これをクリック単価と言います。
クリック単価は定額ではなく、上限単価が広告主より設定されています。
ここで大切なことが、リスティング広告もSEOと同様、掲載順位がつきます。
人気のキーワード(見込客の多数が検索するキーワードなど)であれば、リスティング広告を出稿している企業が多く、広告といえども簡単には表示されません。
掲載順位は・・・
品質スコア×上限クリック単価
によって決まります。
品質スコアというのは広告の質のことを指し、リスティング広告の文言が検索者のニーズに適しており、クリック率が高いといったことなどから評価されます。
上限クリック単価については入札イメージです。
例を挙げると、同じ広告内容でA社が1クリック100円までで設定し、B社が200円で設定していたとしたら、当然のことながらB社の広告の方が掲載順位は高くなります。
ここからはリスティング広告運用のポイントとなりますが、中小企業においては人気のキーワード、いわゆるビッグキーワードでの広告出稿を避けるべきです。
ビッグキーワードに対しては、同じ業界の同業他社がこぞって出稿しているはずです。
よってキーワードの競合性が高く、価格競争に陥りがちです。
※ここでいう価格競争というのは掲載順位を上げるためのクリック単価費用と、広告文言に商品やサービスの価格の2つを指します。
よってロングテールキーワードと呼ばれる、検索ボリュームが少ないキーワードを網羅して広告を出して、広告費用を抑えながら集客することが、中小企業の実践すべきリスティング広告運用といえるでしょう。
ロングテールキーワードについてもう少し詳細を述べておきますと、検索されることが少ないであろうキーワードのことです。
ビッグキーワードからのアクセスを求めるのではなく、クリック数は少ないであろうロングテールキーワードをかき集めて広告を出稿し、クリック数を多く獲得することが中小企業の広告運用の肝です。
なぜロングテールキーワードに絞るかというと・・・
・上限クリック単価を抑えることが出来る(はず)
※検索ニーズが少ないから
・掲載順位で上位表示が狙える
※競合が少ないから
という理由が挙げられます。
皆さんが新宿区で税理士事務所を経営しているとしましょう。
そして、相続案件の獲得を考えている場合であれば・・・
「新宿区 相続」「新宿区 遺言書作成」
といったようないくつかのキーワード(主にエリア+案件名)で広告を出せば、プロモーション費用を抑えて、集客を行うことが出来るでしょう。
逆に「相続」「遺言書作成」というキーワードはビッグキーワードとなり、掲載順位を高めるためには多額の広告予算が必要になってしまいます。
このようにリスティング広告には自社の商品の特徴や広告予算規模に応じて、正しい一手を打つことが求められます。
今回ご紹介したようなWEB集客やWEB戦略について、当社では無料相談を行っております。
「せっかくホームページを作成したが思ったような集客に繋がらない・・・」といったようなお悩みをお持ちであれば、どうぞお気軽にご相談ください。
- 2016年03月10日
- カテゴリー : web戦略コラム, リスティング広告関係
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こんにちは。ダブルループの福田です。
Googleが色々とルールを変えてきてますね。
今回は広告枠が一部廃止になったことについて触れてみました。
リスティング広告を運用している場合には要チェックです。

ウェブ検索結果右側の広告枠が廃止
2月中旬に次のようなニュースが飛び込んできました。
「Googleが、デスクトップ向けの検索結果の右側に表示されていたテキスト広告枠を
廃止する」
という内容です。
実際にお手元のデスクトップPCでGoogleを開いていただき、あなたの業界のキーワードを検索してみてください。
そうすると、以前まで検索結果上部だけでなく右側にも表示されていた広告が表示されなくなっているはずです。
(上部の広告は残っています)
Yahoo!のそれと比較してみると分かりやすいかもしれません。
※今回のこの右側広告廃止について、なぜ実施したのかという正式なリリースはまだ出ていません。
では、右側広告廃止によって広告(アドワーズ)利用者にとってどのような変化が生じるのかを考えてみます。
広告表示設定(入札戦略)の重要度UP
これまでは見込客が広告の対象となるキーワードを入力し、検索をかけた際に最大11本の広告が表示されていました。
しかし、今後は右側広告がなくなったことに伴い広告枠が減り、7本になります。
つまり、もしこれまでの広告が7番目~11番目に表示されていた場合、広告出稿しているにも関わらず表示されなくなる可能性があります。
よって広告をどのような検索キーワードに対して表示させるか、広告の文言は適切か、ユーザーが求めている広告か、などなど広告表示設定の重要度が増していくことが予想されます。
広告コストの増大
上の理由と同様に、広告枠が減ることから「入札」という特性上、広告コストいわゆるクリック単価が上昇することが考えられます。
これにより企業のプロモーション予算の負担が大きくなるかもしれません。
他にもいくつかの変化が見られると予想していますが、大きく影響を与えるでると考えられるポイントはこの2つとなります。
要するにこれまで以上に緻密なWEB戦略が求められる時代に突入したと言えるでしょう。
今回の変更に対しての対策はもちろん、WEB広告の費用対効果についてお悩みの場合はいつでもご相談ください。
尚、今回の右側広告の廃止について、商品リスト広告とナレッジパネル内の広告については対象外となっている模様です。
パッと見て直感的に分かる広告については今後も継続していくというGoogleの意志の現れでしょうか。