HTTP/2とは

お世話になっております。ダブルループの福田です。

11月よりSEO対策について書いてきましたが、今回もSEO対策といえばそれに
あてはまる話です。

これまでのSEO対策がwebコンテンツ上の対策ならば、今回のはハード(ミド
ルウェア)上の対策と言えます。

HTTP/2とは

ホームページなどwebサイトはサーバーの中に格納されていて、HTTPという通
信手段を通じて、クライアント端末からサーバーへアクセスし、画像や文字情報
を表示させています。

拙い例で恐縮ですが、噛み砕いていえばHTTPは「レストランのウェイター」だ
と思ってください。

HTTPがウェイターならばお客さんはスマホやPCなどクライアント端末で、web
サイトを構えているサーバーが厨房となります。

お客さんのオーダーをウェイターが聞き取り、それを厨房に届けてお客さんの
オーダー通りのwebページを表示させるのです。

このようにオーダーを正しく受け取り、届ける役目のHTTPですが実は進化して
います。

それがタイトルにある通り、HTTP/2です。

1つ前のHTTP/1.1は1999年に公開されました。
その後、約16年の時を経て2015年にHTTP/2が公開されました。

ではHTTP2と以前とでは何が違うのかを説明してまいります。

まず従来のHTTP/1.1の場合、サーバーに対して原則1つずつしかリクエストを送
ることができません。

ウェイターで例えるならば、1品ずつしかオーダーを受けられない上に、そのオーダーを提供するまでの次の注文ができないのです。
ウェブページに表示する画像が2つある場合、1つ目の画像を読み込み終わってか
らようやくもう1つの画像を読み込み始めるということです。

ウェイターの例で考えればウェイターが何度も行き来しなければならなく、非効
率が生じていることを意味します。

一方でHTTP/2ならば複数のリクエストを送って処理することが可能です。
ウェイターでいうならば普通のウェイターにようやくなったという意味でしょう
か(笑)

これに伴い通信効率が改善され、webページの読み込み速度が早くなります。

ここまで見る限りだとHTTP/2には良いこと尽くめに思えますが、まだまだ課題
が残っているのが実情です。

GoogleChromeなど主要なブラウザでは、暗号化が行なわれたHTTPSの通信上でしかHTTP/2が使えません。
またそもそもコンテンツが少ないwebサイトの場合はHTTP/2に対応したとて、
その読み込みスピードを体感できるほどのメリットを享受できない可能性があり
ます。
※前者に関してはGoogleの暗号化通信推奨により、だいぶ浸透してきたので対象外となりえるサイトは少なくなってきました。

読み込み速度が改善されれば、ユーザーにとっては大きな利益と言えるでしょう。

多くの人にとって映える・興味を惹くwebコンテンツを作ることはもちろん、コ
ードや画像サイズを工夫してアクセススピードを高めること、さらには今回ご紹
介したようなサーバー環境やミドル、ソフトウェアにおいて最新技術を活用する
こともまたwebマーケティングと言えます。

サーバーやミドル・ソフトウェアに関しては専門性が必要になりますので、お困
りの方はどうぞお気軽にご相談くださいませ。

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執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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