知らないと危険!? 間違ったSEO対策とは

これまで当コラムでSEO対策の手法を幾度にわたって述べてきました。

Googleのガイドラインに従って、検索する人、

言い換えればあなたにとっての見込客が欲している情報・コンテンツを

継続して提供していくことで検索順位は自ずと上がるようになっています。

 

※Googleガイドライン:

https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja

 

しかしガイドラインの穴をつくような、グレーゾーンをつつくようなSEO対策

により、検索結果で上位表示されるよう意図的に操作する手法が

以前より存在しています。

 

これらの手法は、現在において「ブラックハットSEO」と呼ばれ、

真っ当なSEO対策の効果を下げてしまう可能性があります。

 

今日は知らず知らずのうちにブラックハットSEOを実施していないかを

ご確認いただくために、ブラックハットに分類されるSEO対策を紹介します。
 
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 1.有料リンク

業者からリンクを購入し、意図的に被リンク(外部リンク)を増やす方法です。

以前までは「被リンク数=そのサイトが賑わっている」と判断され、
検索結果に良い意味で大きく影響していました。

しかし、近年においては被リンクをお金で購入するなど、被リンク数の増加を自作することができるようになったため、Googleは

意味のない被リンクを多く含むホームページに対してはペナルティを課す傾向にあります。

※もちろん意味のある被リンクに対してはSEOにおいて正しく評価されます。

 

2.相互リンク集

自社のホームページを特定のサービスに登録すれば、そのサービスに関連しているホームページからの被リンクをもらえるというものです。

こちらも有料リンク同様、被リンクを劇的に増やす手法として一時期とても流行りましたが、現在ではペナルティの対象と言われています。

 

3.隠しテキスト・隠しリンク

ホームページ上の背景と同じ色の文字リンクを貼り付けておくことで、SEO対策を実施するという手法です。

しかしSEOで評価されるべきは「ユーザー(検索者)にとって有益かどうか」です。

隠しテキストは、ユーザーにとって意味のない行為とみなされ、ペナルティの対象です。

 

4.ブログなどへのコメントリンク

ブログを過去にやったことがある方なら一度はご経験があるかと思います。

ブログとは関係のない意味のない文章とともに不明なリンクが張られるコメント、これがコメントリンクという手法にあたります。

これもブログ内容とは関係のないコメントとリンクは悪質な手法ということで現在は対策がとられています。

 

5.ワードサラダ

GoogleやYahoo!といった検索エンジンでは、
「ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、そのニーズを満たすコンテンツが用意されたホームページを表示させる」
ことを目指しています。

ニーズを満たすコンテンツには当然、特定のキーワードが含まれた文章が入っています。

この特定のキーワードが含まれた文章をコンピュータで自動生成させることを「ワードサラダ」と言います。

コンピュータによる自動生成のため、ユーザーにとって意味のないコンテンツであるケースが多く、SEO対策においてのみ有効な手法なので現在においては、
ワードサラダを大量に含むホームページはペナルティの対象となっています。

 

 

本日はブラックハットSEOの中でも代表的な5つの手法を紹介しました。

もしあなたの会社のホームページで、この中に当てはまる対策をとられている

場合は中止して、検索者が求めている有益なコンテンツ作りを始めましょう。

 

【ご参考】

検索ニーズを満たすコンテンツの作り方http://www.doubleloop.co.jp/2016/02/4923/

 
 

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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