お客様の導線を掴むことで 集客を増やす!?

あなたは何かモノを購入することを検討し始めた際に、まずどのような

行動を取りますか?

人は購買をする時に、いわゆる「AISAS」の法則に乗っ取った行動を取ると言われて

います。

ちなみに「AISAS」は下記の行動の英語の頭文字を取って、「AISAS」となります。

たとえば冷蔵庫の購入を検討することになったとしましょう。

① 量販店に見に行く。冷蔵庫のPOPが目に留まる(Attention 気づき)

② 冷蔵庫を実際に触ってみる。段々と興味が湧く。(Interest 関心)

③ webで最新の冷蔵庫事情を調べる。価格比較をする。(Search 検索)

④ 価格や評判の良いところで購買する(Action 行動)

⑤ 比較サイトやECサイトにレビューを記載する(Share 共有)

検討方法は人によってさまざまでしょう。

今日はこの中で、3の導線について考えてみたいと思います。

たとえばPCやスマホでGoogleやYahoo!を開いて検索窓に「冷蔵庫」とまず入れてみ

ます。そうすると「冷蔵庫 おすすめ」といった候補単語が自動的に、検索窓の下にぶら下

がって表示されるはずです。

過去に何かを検索する際に、その候補が気になってクリックした

経験をお持ちの方も多いと思います。

このように自動的に検索候補単語が表示されることを、「サジェスト機能」と言います。

検索ワードの「冷蔵庫」に加えて、世の中の人がどういったキーワードを付随して検索したか

を教えてくれるものです。

さて、あなたの会社のwebサイトではこういったサジェスト機能に表示されるキーワードも対策されていますか?

「だってどんなサジェストが出るのかを調べるのが手間じゃん!」

とよく伺いますので、今日はサジェスト機能に表示されるであろうキーワードを

簡単に調べる方法を説明致します。

1・「goodkeyword」というサイトを開いてください。

2・サイトを開くと画面中央にキーワードを入力できる欄がありますので、あなたの会社でSEO対策を施しているキーワードを入力してください。

3・そして「検索」ボタンをポチッと押します。

そうすると単語の羅列が出てきますよね。

たったこれだけ!!

この単語のそれぞれが、GoogleやYahoo!でキーワードを入力した際に候補として

現れてくる単語です。

つまり、お客様が商品を探そうとしてwebにキーワードを入力するとこういった

単語を見て、そっちに寄り道してしまうわけです。

そのためあなたのwebサイトでは、こういった候補キーワードに対しても

対策を施しておく必要がある言い換えられます。

私は時代の流れや市場の動向を掴むために、自社の対策キーワードのサジェスト

候補を定期的に調べています。

webサイトは生ものです。1回作って、そして1度、希望のキーワードで上位表示

されたからといって油断していると取り残されてしまいます。

このような情報収集を定期的に実施し、そして時代に即した対策をスピーディー

に行う、この繰り返しにより「集客力の強い会社」になれるわけです。

現在のSEO対策は、1つのキーワードではなく、様々なキーワードで上位表示される

ように対策を行うことが重要です。

これを「ロングテール」と呼びます。これについては、次回のコラムでご説明します。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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